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ニコラ・ポテル ムルソー 1er レ・ペリエール [2008]750ml



ニコラ・ポテル ムルソー 1er レ・ペリエール [2008]750ml
価格:11,880 円
ピュリニーとの境に位置し、「石切り場」の意味を持つムルソー三大プルミエ・クリュの一つ「レ・ペリエール」。

評論家のマット・クレイマー氏をして「もっとも優れたムルソーは間違いなく、ペリエールをおいて他に無い」とまで言わしめるこちらの畑からは、気品と華やかさに満ち、粘性とミネラル分をたっぷりと内に秘めたワインが出来上がるとのことです。

冷蔵庫で冷やし9〜10度ぐらいで抜栓しました。

通常はもう少し高い温度12度前後ですが、この季節はやや低いと思うほどが丁度良いように思います。

大き目のブルゴーニュグラスに注ぎ飲み始めました。

カラーは予想よりもほんの少しイエローが濃いように思われます。

黄色の花、ユリ、マロン、ビターオレンジ、桃、ナッツ、タイム、ローズマリー、ミネラル、特に栗のニュアンスが強く感じられます。

2008年にしては少し若々しさが欠けているかのような第一印象です。

口に含んでみると悪くはないのですが、いまいち感動するほどでもないような。

15分ぐらい経つと若干変化してきました。

でも爽やかでキレがあり厚みのあるボディを持った液体を想像していたのですが、少し違っていたようです。

でもニコラ・ポテルの妥協の無い姿勢の彼のワインだからこんなはずではないと思いながら、残りをコルクを刺しただけで冷蔵庫に入れました。


2日目:昨日の残りを冷蔵庫から出しグラスに注いだ瞬間、なんと昨日より淡いイエローに変化しているではありませんか。

通常、時間の経過とともに色合いは増していくのが普通ですが。

口に含んでみると爽やかで甘くとてもフルーティーでありながらナッティーでスパイシーでミネラリーなのだ。

まるでクリームブリュレと形容してよいほどの心地良い甘みを備えた昨日とは別物のワインがここにありました。

昨日の味わいは何だったのでしょう。

多分飲みたいという欲求が勝り、ワインが落ち着いていなかったのが原因かもしれません。

若干空気に触れワインが目覚めたと思います。

これであれば極上のムルソーとどこに出しても恥ずかしくはありません。

 2020.6.08
※ニコラ・ポテル氏は、2009年に当時の親会社であった大手コタン・フレール社と決別をしており、2008年まではニコラ・ポテルに在籍をし、ワインメーカーとして仕事を続けておりました。

NICOLAS POTEL / ニコラ・ポテル 1969年ヴォルネイ村生まれの生粋のブルギニオン。

16歳でボーヌの醸造学校を終えブルゴーニュの著名ドメーヌのほか、オーストラリア、カリフォルニアで修業を重ねました。

1992年にニコラの父故ジェラール・ポテルが醸造長を務めるドメーヌ・ド・ラ・プス・ドールへ戻り、有機栽培を提唱するなど5年間ドメーヌ運営にに携わりました。

その後1997年にメゾン・ニコラ・ポテルを創立。

設立間もなく父を亡くした後も持ち前の人柄と父譲りの幅広い人脈を元にヴィニュロン目線の信頼できるネゴシアンとして数多くのドメーヌから葡萄の供給を受けてきました。

プス・ドール時代からヴィニュロン達と試飲会を開いていたニコラは、自身が生粋のブルギニヨンであるばかりでなく「ヴィニュロンと同じ目線で話ができるネゴシアン」として信頼が高く、普通はネゴシアンに卸さないようなドメーヌからのブドウの買い付けも可能になっているため、メゾン・ニコラ・ポ テルはいわゆる一般的なネゴシアンとは違った、限りなくドメーヌに近い「新しいタイプのネゴシアン」となっています。

ジェラール・ポテルは、名門プス・ドールの名を一気に高めた伝説の人物で、かのドメーヌ・デュジャックのジャック・セイス氏がブルゴーニュに初めてやって来た時に師事したのもこのジェラール氏でした。

2009.3.11 ニコラ・ポテルが当店、そして自宅に来てくれました。

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