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ワイン 赤ワイン 2018年 サッシカイア / サッシカイア(テヌータ・サン・グイド) イタリア トスカーナ ボルゲリ / 750ml



ワイン 赤ワイン 2018年 サッシカイア / サッシカイア(テヌータ・サン・グイド) イタリア トスカーナ ボルゲリ / 750ml
価格:27,500 円
進化し続ける唯一無二のスーパータスカン 2016年ヴィンテージにおいて1985年以来、実に34年ぶりとなるワイン・アドヴォケイト誌にて100点を獲得したことに沸いたサッシカイアですが、その歴史は一筋縄ではいきませんでした。

リリースされた当時、カベルネ・ソーヴィニヨンの比率が85%を超えるワインはイタリアのD.O.C.G法上、トスカーナで認められている原産地呼称を名乗ることはできなかったものの、そのクオリティは突出。

トスカーナの規定を超越したという意味でスーパータスカンと称され、1980年代には熱狂的なブームが全世界へ広がりました。

1985年ヴィンテージには、イタリアワインで初めてワイン・アドヴォケイト誌にて100点を獲得。

そして、1994年にはついにボルゲリ・サッシカイアとしてイタリアでは唯一、単独ワイナリーでのD.O.C昇格を果たしましたことからも、まさにサッシカイアは法律さえも変えてしまう程偉大な銘柄と言えます。

近年では2013年に、イタリアで最も権威あるワインガイド、ガンベロ・ロッソ誌において最優秀赤ワインに選出。

2018年にはワイン・スペクテーター年間トップ100において、フラッグシップ・キュヴェのサッシカイアが見事世界第1位を獲得するなど、他の追随を許さず実に30年以上もの間圧倒的な存在感を放ち、トスカーナワインのみならずボルドーワインにいたるまで強烈な影響を与え続けています。

圧倒的存在感を放つ、「イタリアワインの至宝」 先代のマリオ・インチーザ侯爵のボルドーワイン好きが高じて、1944年にボルドーのシャトー・ラフィットから持ち込んだカベルネ・ソーヴィニヨンの苗を作付したのがサッシカイアのはじまりです。

「サッシ=石、カイア=~な場所」と名前が表すとおり、その土地はまさにボルドー、メドック地区に似た石ころだらけの畑であり、カベルネ・ソーヴィニヨンに最適の地質でした。

1960年代、元々自家消費用のためだけに造られていたワインが大変な評判になり生産を拡大、1970年代になると徐々に世界的な販売を開始しました。

その当時、85%を超えるカベルネ・ソーヴィニヨン主体のワインは、ワイン法上、格の高い原産地呼称D.O.C.Gを名乗ることができませんでしたが、サッシカイアはその味わいで1990年代から全世界で熱狂的なブームへ。

IGTトスカーナ=テーブルワインという格下の呼称でありながら、卓越した品質を誇ったためスーパータスカンと呼ばれ、賞賛されるようになりました。

そこから30年以上、サッシカイアは元祖スーパータスカンとして圧倒的な存在感を放ち、現在までのトスカーナワインやボルドーワインまでにも強烈な影響を与え続けています。

トスカーナにしてトスカーナにあらず、ボルゲリのテロワール サッシカイアが造られているボルゲリ地区はトスカーナ州の中心地シエナから、真っ直ぐ西へ、州を横断するように進んだ海沿いのエリア。

南北に細長くひろがったマレンマと呼ばれる地域にあり、同じトスカーナにある銘醸地、キャンティやブルネッロ・ディ・モンタルチーノとは異なる地中海性の温暖な気候が特徴です。

年間を通して温暖で常にさんさんと降り注ぐ陽光のおかげで日中は暖かく、夜は海風の影響で冷え込みます。

この温度差が日々ブドウの凝縮感を高めながら、肉厚でジューシーな果実を育てるのです。

また雨が少ないため、収穫前の雨によって果実が不作となる心配もあまりなく、キャンティやブルネッロのサンジョヴェーゼよりも、2週間ほど早く収穫ができるのもこのエリアならではの特徴です。

さらに土壌にも特徴があり、もともとは湿地帯だったマレンマの土地は砂質、石灰質、粘土質が入り組んでおり、海に近いことによりミネラル分も豊富。

ゆるやかながら起伏があり、日当たり、水はけなどを考え合わせると、とてつもなく入り組んだミクロ・クリマとなります。

実は、サッシカイアのブドウ畑は広い敷地の中に点在しています。

それは様々な土壌の中で最適な場所を選んでブドウが植えられているから。

このミクロ・クリマが、多様な国際品種の適正も受け止め、トスカーナの他のエリアとは違った自由なワイン造りを実現させています。

そんなサッシカイアの目指すスタイルとは、フィネス、バランス、酸を備えた古き良きボルドーの味わい。

それでいて、厳格なボルドーのグラン・ヴァンとはどこか違った、イタリアワインらしい肩の力の抜けた優雅で堂々たる品格を感じることができます。

壮大な構造の中に溌剌とした酸、それと同じくらい感じられる果実の甘味と旨みが、力強いタンニンに溶け込み一体となるのです。

リリース当初、イタリアのD.O.C法に則った製法ではなかったため原産地呼称を名乗れなかったサッシカイアですが、自らのワインの味わいでボルゲリが他のエリアとは異なるテロワールの偉大なワイン産地であることを証明し、ボルゲリ・サッシカイアとして、イタリアでは唯一、単独ワイナリーでのD.O.C昇格を果たしました。

サッシカイアの後を追うように、ボルゲリには多くの生産者が参入し、いまや高得点を誇るスーパータスカンのメッカとなっています。

サッシカイアらしいエレガンスと長期熟成に秀でた仕上がり サッシカイアの2018年ヴィンテージは、しっかりとしたストラクチャーを備えつつも、エレガンスが際立つサッシカイアらしいクラシックな仕上がり。

春から雨が多く涼しい困難なスタートになり、7月には猛暑を迎え、寒さと暖かさの両方を経験した年になりましたが、古樹のカベルネ・ソーヴィニヨンは完璧なバランスで熟し、香りが豊かなブドウが収穫されました。

パワーが重視だった2016年と2017年と比較するとフィネスを堪能できます。

外観は輝きのあるダークルビー。

グラスに注ぐと、ワイルドベリーやフランボワーズ、カシスなどの果実のアロマに、ミントやたばこ、リコリス、なめし革などの複雑に折り重なったニュアンスが立ち上ります。

口に含むと、濃縮感のある果実味が口いっぱいに広がり、ベルベットのように上品なタンニンが滑らかな舌触りを演出。

透明感のある酸味がエレガントなフィニッシュへと導き、余韻にはフローラルな風味が長く続きます。

しっかりとしたストラクチャーを備えつつも、エレガンスが際立つサッシカイアらしいクラシックな仕上がりです。

2018 SASSICAIA / SASSICAIA(TENUTA SAN GUIDO)
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン(85%) 、 カベルネ・フラン(15%)
評価:ワイン・アドヴォケイト誌にて97+点獲得     ワイン・スペクテーター誌にて96点獲得     ジェームス・サックリングにて97点獲得     ワイン・エンスージアスト誌にて98点獲得     デキャンター誌にて97点獲得     ヴィノスにて97点を獲得
※ 画像はイメージの為、実際の商品と若干異なる場合がございます。

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