《ビリキーノ》 ヴァン・グリ カリフォルニア (シエラフットヒルズ+サンタクルーズ・マウンテンズ+ロダイ) [2019] BIRICHINO Winery Vin Gris California (Sierra Foothills+Santa Cruz Mountains+Lodi) 750ml スクリューキャップ [ロゼワイン カリフォルニアワイン
《ビリキーノ》 ヴァン・グリ カリフォルニア (シエラフットヒルズ+サンタクルーズ・マウンテンズ+ロダイ) [2019] BIRICHINO Winery Vin Gris California (Sierra Foothills+Santa Cruz Mountains+Lodi) 750ml スクリューキャップ [ロゼワイン カリフォルニアワイン ショップ:カリフォルニアワインあとりえ
価格:3,780 円
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ならばと飲めば、見込み通りに心躍らせるものばかりでした。
元より人為的なお化粧を良しとしない造り手ですが、ここのワインには「素の美しさ」に加え「退屈とさせない存在感」があります。
「単に飲む事だけ」が出費の目的では無く、「出費とは体験への対価」との考えをお持ちの方には、大いなる価値を見出して頂けることでしょう。
「ワイン選びの醍醐味」を覚える「楽しいワイン」です。
《ビリキーノ》 ヴァン・グリ カリフォルニア 美食家の為にある品質本位のハンドクラフト・ロゼ 近年、現地高級レストランのニーズに基づき、注力する造り手が増すカリフォルニアのファイン・ロゼ。
そのようなロゼ・ワインとは、往々にして、余った果実を用いる大規模生産品とは一線を画す造りから、定評ある白ワインにも似る上級品にも成り得ます。
ビリキーノのロゼもまた、片手間の造りではなく「この為だけ」の専用果実を厳選。
フィネスと奥行きの兼備を実現させています。
このロゼ、白ぶどうも用います。
それが見事な効果をもたらしていますが、その他にも、愛好家にとっては見過ごせない数々の特徴があります。
ビリキーノらしく、退屈な要素は何一つありません。
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葡萄は計4品種:グルナッシュ50%+ムールヴェードル20%+サンソー5%の「黒葡萄」に「白葡萄」のロール×25%
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グルナッシュの樹齢は100年超(1910年植樹)サンソーの樹齢は128年(1887年植樹)
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産地は共に州内最古のぶどう樹残存説がある
【海抜730m程のシエラ・フットヒルズ】
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【デルタ地帯の最有力産地、ロダイ】
。
そこに加わるは
【銘酒輩出超高密度地区のサンタ・クルーズ・マウンテンズ】
(「シエラ・フットヒルズ産グルナッシュ」+「サンタクルーズ・マウンテンズ産グルナッシュ, ムールヴェードル&ロール」+「ロダイ産サンソー」)
【味わい】
各品種の個性が融合する中、何よりも面白いところは「白ぶどうの使用」にあります。
「ロール」とは、イタリアで言うヴェルメンティーノの別称。
時にハーブの一種ともされるセイヨウサンザシや菩提樹の花を思わせる鮮烈なアロマ、力強さと厚みのある味わいを持ち味とし、トスカーナの名門アンティノリにおいては単一品種ワインとしても手掛けられます。
生産性が低い古木の貴重な果実を、ロゼ・ワインの為とする例は乏しいもの 。
更に、ここまでの高樹齢から成るロゼともなれば滅多に見つけ出せません。
大半は高価なレンジの為としたいところでしょうが、ビリキーノにおいては然にあらず。
優等生の集まりならば「1+1=2」を望めるも、個々の能力を超える効果は見込めぬものでしょう。
一癖も二癖もある個々の魅力が巧みにまとめ上げられた味わいは、まるで静かなオーケストラのよう。
発酵から熟成まで樽は使わずにステンレスタンクのみ。
天然酵母100% ビリキーノからは「食事の際には『幸せのコンパニオン』として作用する密度あるドライなロゼ」と述べられます。
【品種構成】
グルナッシュ50% Grenache (樹齢103年), ロール25% Rolle, ムールヴェードル20% Mourvedre, サンソー5% Cinsault (樹齢127年)
【原産地呼称】
カリフォルニア州 (シエラフットヒルズ産グルナッシュ+サンタクルーズ・マウンテンズ産グルナッシュ, ムールヴェードル&ロール+ロダイ産サンソー) California (Sierra Foothills, Santa Cruz Mountains, Lodi)
【タイプ】
[ロゼ] 辛口 芳醇 Dry
【内容量】
750ml “古樹”を凌駕する齢100年超の“超老木” 〜興味をかきたてられる特徴ある葡萄〜 ビリキーノは「畑探し」を楽しんでいるようにも見える。
カリフォルニアの至る場所から果実を得る中、どれもこれも正味の単一畑ばかり。
更にはそれら先々を知ると、何とも興味深い栽培果実ばかりが並ぶ。
例えば、グルナッシュの為となるベッソン・ヴィンヤード。
その所在は「銘醸輩出率世界筆頭級」のサンタ・クルーズ・マウンテンズ麓に位置する緩やかな斜面にあり、植樹は1910年に遡る。
樹は接ぎ木なしの自根栽培のみで今に至る上、一切の灌漑が施されぬことも特色とするがが、そのような貴重な果実を今までどこの誰が手にしていたのか?答えは、往時のボニードゥーン。
あれやこれや様々なワインを造り続けるに従い、増えすぎた品目と生産量の調整を図ったランダル・グラムは、やがて幾つかの銘柄を独立レーベルとしてボニードゥーンから資本を分け、それと共に生産が停止されたワインの為となる畑とは契約を更新せずにいた。
内一つがベッソン・ヴィンヤードであり、バトンを受け渡すかのようにその権利を得た先がランダル・グラムの門徒でもあったビリキーノであった。
ビリキーノにはピノノワールやジンファンデルも擁されるが、それらの果実には台木への拘りも見て取れる。
かつて、より優れたワインの生産を目論んだ造り手達は、こぞって従来の主流から新種の台木へ見直しを図った。
(セント・ジョージからAxR#1ハイブリッドへ。
) ところがやがてAxR#1は、20世紀末にカリフォルニアを襲ったフィロキセラに耐性が無いものと判明し、ことごとく甚大な被害を被るに至る。
但し、必ずしも全てでは無く、フィロキセラに襲われた畑から隔離されたガラパゴス的エリアや表土を砂地とする畑の中には、その被害が及ばぬ先もあった。
その一例が画像上、手の平に乗る葡萄はピノノワール。
生産性の低いな小ぶりな房であるが、これもまたフィロキセラ渦をくぐり抜けたセント・ジョージからの産物である。
【生産者概要】
BIRICHINO Winery アレックス・クラウゼ(Alex Krause)とジョン・ロック(John Locke)の両氏により、2008年にカリフォルニア州サンタ・クルーズ市内に設立。
ワイナリーは、Ridge Vineyardsでも知られるサンタ・クルーズ・マウンテンズの山並みを望む平野部に構えられる。
界隈には、リッジのポール・ドレイパー氏に並ぶ当地の二大名醸造家、“鬼才”
ランダル・グラム氏(画像右側:Randall Grahm)が率いるボニー・ドゥーン(Bonny Doon)がある。
ランダル・グラムとは、破天荒とも思えるワイン造りの傍ら、UCデイヴィスで教鞭を執るなど「利発なクレイジー」として名高い醸造家であり、とりわけ有名媒体に媚を売るワイン造りには無縁の人柄。
「Mr.Pが好むハイスコアワインなどいつでも造れる。
挑発的にそんなシラーを造ってMr.Pに飲ませたら案の定高評価を得た。」
ワイナリーでお会いした折には、そんな事も述べられていた。
ビリキーノを興す以前のアレックスとジョンは、ランダル・グラムの質実剛健主義に共感を持ち、氏の下で研鑽を積んだ。
加えて、イタリアの様々な造り手を経て、仏・アルザスの代表的な自然派生産者、ドメーヌ・オステルタッグ(オステルタグ)でも醸造に携わり、やがて帰国後の独立に至る。
“Birichino”とはイタリア語で言う「わんぱく」。
その意の通り、彼らのモットーは「良い意味の気まぐれさ」を兼ね備えるワイン造りであるも、そこには「香りとバランスの卓越性が必要である」と述べられる。
発酵は土着の天然酵母に委ねられ、農薬を極力使用せぬサステイナブル農法にもこだわりを持つと共に、ワイン造りに際しては「余計なものを加えぬ自然派を志向しつつも、あくまでもそれは最終的にワインそのもののフレーバーに葡萄生来の複雑な構成要素を表わす事が目的」とも添えられる。
スティーヴン(ステファン)・タンザー氏主宰、元インターナショナルワインセラー/現アントニオ・ガッローニ主宰ヴィノス -VINOUS-が支持する造り手であり、当価格帯の非主流品種にしては珍しく、90点超を立て続けとしています。
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